Facebookでシェアされているのを見かけたこちらのマンガに関する記事。
非常に興味深い。
これでひとつだけ思いだしたわたしのエピソードがある。
★
いつだったか、某国のムスリム研修生たちを連れてある巨大な工場(仮)を訪問した時のこと。
安全管理が厳しいので、全員「安全着(作業着みたいな上下)」に着替えることになり、わたしは三人のムスリム女性たちと一緒に着替えのためのお部屋へ。
何やらアラビア語で話していた女性が、わたしに向って「あなたのセーターを貸してくれる?」と言ってきた。
わたしは、お尻まで隠れる長めのセーターを着ていたのだ。
彼女はさらに、「ほら、わたしたちは(身体のラインを)出してはいけないから」と言う。
作業着の上着はあまり長くなく、ズボンのお尻が見えてしまうのがいけないらしかった。
だからわたしのセーターを着て腰回りを隠し、その上から安全服の上着を着るということだった。
★
この「わたしたちは」という言い方に、わたしはいまでも引っかかる。
(英語があまり上手ではないひとたちだったから、ニュアンスがストレートすぎるのかもしれないが)
なんと説明していいかわからないけれど、その言い方だと「あなたのような非ムスリムは身体のラインなんて出しちゃってもいいんでしょうけれど、わたしたちはムスリムだから体の線を出してはいけない」と聞こえてしまう。
もちろん、相手に悪気があるわけではまったくないんだけど。
いちおう、ムスリムじゃなくたって、本当は身体のラインなんて積極的にバンバン出すもんじゃない。
セクシーなドレスならともかく、安全着だよ?
恥ずかしいじゃろ?
★
だから少し戸惑った。
わたしだって、安全服の上着が短すぎるから、自分のセーターで腰回りを隠そうと思っていたくらいなのだから。
つまり、ここにも「非ムスリムならOKでしょ?」という先入観があったわけだ。
★
結論から言うと、わたしはホスト側に当たるので結局彼女のうちのひとり、短いトップスを着ていた女性に自分のセーターを貸した。
★
余談だけれど、あらかじめサイズを工場側に伝えていたのにもかかわらず、わたしは「普通の」日本女性だと思われたか、用意された安全服はぱつんぱつんに小さく、上着は何とかなるものの、ズボンなんて正直まったく入らなくてゴムが腰より上に上がらないくらい(ウエストに届かない)で、しかも短すぎてモンペ状態。
正直言って着れたもんじゃなかった。(でも無理やり着た)
おしりなんかぴっちりしていて実に恥ずかしい状態になってしまっていたのだった。
だから、これまた短い安全服の上着の裾をずーっと引っ張り続けながら、見学の間中ずっとよたよたと歩く羽目になってしまった。
見学を申し込むとき身長を書く欄がなかったけど、無理やり172cmありますって書いておけばよかったかなと思ったけれど、おそらく日本で言う「L」サイズは「横幅」のことだ。縦じゃない。
どうせ尻ぱつモンペだ。
わたしには、明らかに「長いセーター」が必要だったのだ。
★
まあ、このことはムスリム女性たちのせいではないんだけれど、自分が犠牲になってまでお客さんである彼女たちにサービスする自分も、正直どうかと思った。
ムスリム女性以外は尻を出して平気である、という先入観を強化させることになったんじゃないか?
★
何はともあれ、なかなかムスリム女性と一緒にお着替えする機会なんてなかったけれど、この漫画にあるみたいに、彼女たちもまたヒジャブを取ったら大きくてゴージャスな髪飾りとおしゃれな服を身に付けていた。
長いウエーブの髪も美しかった。
これを見ただけでもなんだかお得感はあるけれど。
★
そしてもちろん、わたしがベリーダンサーであるということは言っていない。
★
この漫画読むの楽しみ。
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ヒジャブの下の素顔、知ってる? ムスリム女子&日本人女子のルームシェアの日々
非常に興味深い。
これでひとつだけ思いだしたわたしのエピソードがある。
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いつだったか、某国のムスリム研修生たちを連れてある巨大な工場(仮)を訪問した時のこと。
安全管理が厳しいので、全員「安全着(作業着みたいな上下)」に着替えることになり、わたしは三人のムスリム女性たちと一緒に着替えのためのお部屋へ。
何やらアラビア語で話していた女性が、わたしに向って「あなたのセーターを貸してくれる?」と言ってきた。
わたしは、お尻まで隠れる長めのセーターを着ていたのだ。
彼女はさらに、「ほら、わたしたちは(身体のラインを)出してはいけないから」と言う。
作業着の上着はあまり長くなく、ズボンのお尻が見えてしまうのがいけないらしかった。
だからわたしのセーターを着て腰回りを隠し、その上から安全服の上着を着るということだった。
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この「わたしたちは」という言い方に、わたしはいまでも引っかかる。
(英語があまり上手ではないひとたちだったから、ニュアンスがストレートすぎるのかもしれないが)
なんと説明していいかわからないけれど、その言い方だと「あなたのような非ムスリムは身体のラインなんて出しちゃってもいいんでしょうけれど、わたしたちはムスリムだから体の線を出してはいけない」と聞こえてしまう。
もちろん、相手に悪気があるわけではまったくないんだけど。
いちおう、ムスリムじゃなくたって、本当は身体のラインなんて積極的にバンバン出すもんじゃない。
セクシーなドレスならともかく、安全着だよ?
恥ずかしいじゃろ?
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だから少し戸惑った。
わたしだって、安全服の上着が短すぎるから、自分のセーターで腰回りを隠そうと思っていたくらいなのだから。
つまり、ここにも「非ムスリムならOKでしょ?」という先入観があったわけだ。
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結論から言うと、わたしはホスト側に当たるので結局彼女のうちのひとり、短いトップスを着ていた女性に自分のセーターを貸した。
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余談だけれど、あらかじめサイズを工場側に伝えていたのにもかかわらず、わたしは「普通の」日本女性だと思われたか、用意された安全服はぱつんぱつんに小さく、上着は何とかなるものの、ズボンなんて正直まったく入らなくてゴムが腰より上に上がらないくらい(ウエストに届かない)で、しかも短すぎてモンペ状態。
正直言って着れたもんじゃなかった。(でも無理やり着た)
おしりなんかぴっちりしていて実に恥ずかしい状態になってしまっていたのだった。
だから、これまた短い安全服の上着の裾をずーっと引っ張り続けながら、見学の間中ずっとよたよたと歩く羽目になってしまった。
見学を申し込むとき身長を書く欄がなかったけど、無理やり172cmありますって書いておけばよかったかなと思ったけれど、おそらく日本で言う「L」サイズは「横幅」のことだ。縦じゃない。
どうせ尻ぱつモンペだ。
わたしには、明らかに「長いセーター」が必要だったのだ。
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まあ、このことはムスリム女性たちのせいではないんだけれど、自分が犠牲になってまでお客さんである彼女たちにサービスする自分も、正直どうかと思った。
ムスリム女性以外は尻を出して平気である、という先入観を強化させることになったんじゃないか?
★
何はともあれ、なかなかムスリム女性と一緒にお着替えする機会なんてなかったけれど、この漫画にあるみたいに、彼女たちもまたヒジャブを取ったら大きくてゴージャスな髪飾りとおしゃれな服を身に付けていた。
長いウエーブの髪も美しかった。
これを見ただけでもなんだかお得感はあるけれど。
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そしてもちろん、わたしがベリーダンサーであるということは言っていない。
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この漫画読むの楽しみ。
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