入った途端、古い織物のにおい。
強く惹きつけられる空気だった。

すばらしい展示だと思う。




イラン、アフガニスタンなどの100年以上も前の遊牧民の染織のじゅうたん、そしてキリムと塩袋はとても美しく、旅するテントの中の砂埃のにおいがするような気がした。
実際に人が手にとって使っていたものなのだろう。その息遣いが感じられるくらい。


民族によって伝統的な文様があり、それを精緻な手仕事で織り込んでいくなんて気が遠くなりそう。

注がれた時間の分、たくさん魂がこもっている気がする。





ざくろの皮などで染められた、赤、ピンク、深いブルー、ライトブルー、オレンジなどの色合いは、100年たってもまだ驚くほど鮮やかだ。素材はほとんど羊毛。

モチーフは、水を象徴する鳥(孔雀もあった)、生命を象徴する草木、花など。

とても複雑で美しい。



遊牧するとき、家畜を生理的に縛る役割を果たした塩。

牧草から塩は取れないから、人間の持っている塩をやることで家畜は生理的に逃げられなくなるとは知らなかった。
塩で誘導するんだそうだ。

そして塩袋は、家畜が頭を突っ込んで塩を勝手に舐めないように凸型をしている。

しかし、そのような実用的なものですら、これほどまで手のかかった美しい文様と装飾の織物にするとは。


ペルシャの伝統的な音楽は好きで、かなりの確率でネットラジオで流したりしてるんだけれど、こういう日用品からもたくさんの文化の空気が感じられる。

Rupurara Moonも、こんな貴重品やアンティークはちがうけれど、ちょっと知らない国の息遣いが感じられるようなものをこれからも探していきたいな。



ところで、塩とタバコの博物館なので、塩とタバコについてもちょっと詳しくなりました。
見応えあり。


ついおしゃれなカフェに。


エチオピアのコーヒー。
とても美味しかった!