この訃報で、今日のジンバブエの話題は持ちきりのようだ。

ムビラミュージシャンのチウォニソ・マライレが首都ハラレ郊外のチトゥンギザで亡くなったそうだ。


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わたしも何度かライブを観に行ったし、彼女は日本にも来て活躍している。
(彼女の詳しいことは、もっとゆかりのある方たちが書くでしょうから)

そのセンス。歌声。

あまりにもショック。そして、年齢はわたしと同じ。


こうして早く亡くなってしまうひとを見るたび、とてもむなしく悲しい気持ちになる。

死は平等であり、いつやってくるかわからない。

自分は、死ぬまでにいったいなにを成し遂げられるだろう。




ほんとうはあれがやりたかったのに、こんなことがしたかったのに、ということをいくら言ったところで、誰も自分の人生に責任なんてとってくれないわけで。

「やらない理由」を見つけるなんて簡単。人間の脳みそはそうできている。


でも、心のそこで本当にやりたいことがあり、ほんとうは達成したいプロジェクトがあり夢があり、たいせつな人たちに伝えたい思いがあるのなら、限りある人生、それをしない「ほんとうの理由」なんてどこを探したってないと思う。


わたしも、自分の人生のなかでどうしてもやりたいことがある。
ひとつずつ、それにチャレンジしている。

そして、愛すべき家族や周囲のひとたちをたいせつに、思いを伝えていきたいと思っている。


数年前、ジンバブエでひどい交通事故にあったとき、わたしが助かったのは、神様があたなにはまだやることがあると思ってくださるからだよ、ということを言ってくださる方がいた。

そういっていただけるのはありがたいこと。

でも、では、一方で若くして亡くなった方が「もうやることがない」という神様の思し召しの結果だったなんて思いたくないではありませんか。

与えられた命は、神様に深く感謝している。(特定の宗教ではないけど)

ただ、人生の中のachievementは、自分自身が勝ち取っていくものであり、神様が与えてくれたものではないと思う。
神様はただ、命という大きなチャンスを与えてくれるのだ。



『めがね』という映画に出てくることばに、こんな印象的なフレーズがある。


You live freely only by your readiness to die.


この気持ちをいつも胸に生きていきたい。






Zimbabwe: Chiwoniso Maraire Dies



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