たくさんの色鮮やかな糸が連なって、一枚の布に深みのある豊かな表情が生まれていく。

布を織るというのは、魔法みたいだと思う。

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ブルキナファソを訪ねた大きな理由の一つは、この布のうつくしさにある。

アフリカと言えば、アフリカンプリントの色鮮やかで派手なデザインなどが思い浮かぶけれど、こういうすてきな布の存在について、最近まであまり深く知ることがなかったから、実際に手に取ってみて、その色合いと深みと手触り、温かさにほんとうに心動かされる気がした。

もちろん、西アフリカにはRupurara Moonでも扱っている伝統的なバティックや泥染め、モーリタニアの絞り染めなどがあるけれど、こうして伝統的なコットンの手織りものをアレンジし、モダンで素敵なデザインにするその作者のセンスに惚れこんでしまうくらい、作品としての魅力と実用性も兼ねたものはほんとうにすてき。

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これをつくっている女性は、(たぶんブルキナファソ関係者なら知っている人がとても多いのでは?)ひときわセンスの良いおしゃれな女性。

残念ながらわたしの仏語力と彼女の英語力ではほとんど難しい話はできなくてディテールについてはわからないのだけれど、たぶん、このセンスの良さは自身がフランスに渡ったりして(実際、手織りではない方の作品はフランスで仕入れた布で作っているとのこと)磨いてきたものなのだろうと思う。

そして、ウッドビーズの飾りと種をあしらったちょっとアフリカンなチャーム。
そこに、西アフリカのトゥアレグの人々の小さな真鍮飾りをあしらっている。

こういうものは、ヨーロッパを探したってなかなかない、彼女のオリジナリティあふれる心のこもったものなのだろう。


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布は、自分で織っているとのこと。

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大量生産される工業製品にはない手作りの温かみって、利便性を求める普段の生活では忘れがちなことだけれど、こうして作品を作ったひとの人柄やセンス、思い、みたいなものが織り込まれる手織りの布は、なぜかほんとうに魅力的だと思う。

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布を織る、織り機。

わたしには知識はないけれど、なんだかそのシンプルな機器の姿を見ていると、未知なる可能性にわくわくするような気分になった。

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(ちなみに、この織り機は、前回書いたコロナバの生産者団体のもの)


手作りということもあり、なかなか制約もあって大量に仕入れることはできませんが、目があった選りすぐりのものだけ仕入れてみました。

ショップの方にアップしているので、のぞいてみてください。


Rupurara Moonアフリカンビーズ&クラフト
(カラフルコットンのバッグ)【ブルキナファソ】




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