セミナーで学んだことを還元しようシリーズ

27日、JETROにて開催された「アフリカコーヒーセミナー」のメモ。
株式会社ミカフェート代表取締役川島氏、スターバックス・ファーマーサポートセンターのジュリアン・カヨンガ氏、株式会社珈琲工房HORIGUCHI取締役伊藤氏によるプレゼンとパネルディスカッション。

とくに、スターバックスの持っているファーマーサポートセンターとC.A.F.Eプラクティスが興味深かった。
C.A.F.E.プラクティスとは、Coffee and Farmer Equityプラクティスのことで、生産者の技術訓練と収入向上プロジェクトも含め、サプライチェーンの中で社会的責任と環境保護を推進するとのこと。

面白かったのは、農家への技術訓練による品質向上だけでなく、彼らの生活の向上までも視野に入れ、珈琲以外にも石鹸作りなど収入につながるプロジェクトを実施しているということ。
ルワンダでの事例は非常に興味深かった。

コーヒー農家といってもコーヒー専業ではなく様々な換金作物を栽培しながら生活している。
また、ルワンダのコーヒー生産は有名だけれど、ルワンダの人はコーヒーを飲む習慣がない。
農家と一緒にテイスティングしながら品質を高めていくという取り組みは、時間がかかるがとても良いことかもしれない。彼らの収入につながり、搾取しないようなビジネスのシステム作りができればいい。

ただ、ネガティブな側面を言えば、登壇者の言葉に先進国世界のエゴみたいなものを強く感じたこと。
とくにスタバのプログラムの素晴らしさはけっこうだけれど、(ルワンダの)農家には技術がまだまだなく、教えていかなければならない、というスタンスがずっと貫かれていた。

コーヒー産業と言えば、もとは西欧世界のための奴隷産業を土台にして成り立っているもの。

そことどのような差異をつけるのか、わたしにはあんまり変わらないような気がした。

上から目線。援助の世界もそう。ビジネスの世界へ行くと、もっとそうだと思う。
アフリカに対する目線。

コーヒーをめぐる議論はね、まだまだすごくヘビーな世界だと思う。
その危機感を強く感じた。



議論のポイントとしては、以下、メモ書きにしたものと当日のわたくしのツイートを引用します。


=========(質疑応答より抜粋)=========

ミカ:同じ価値観を持つところまで生産者と話す。共通の価値観・認識を持つ必要があるが、その溝を埋めるのは大変。どうすればおいしくなるということを知ってもらう。常に品質を保つ。とことん生産者と話す。

ホ:「サステイナビリティ」はプロセスに着目した認証であり、「スペシャリティ」は味そのものに付加価値があるコーヒーということだが、「サスティナビリィティ」コーヒーはおいしくない(あるいはおいしい)という誤解もある。スペシャリティコーヒーにもサステナコーヒーにもおいしいものはある。両者は親和性が高い。

ホ:誰に何を売るのかを明確にする。きちんと事業計画を立てる必要。

ス:スタバはcoffee businessではなくpeople's business

ス:コーヒー専業農家はほとんどいない。皆、換金作物を栽培し収入の足しにしており、スタバも石鹸づくりなどの技術トレーニングを通して収入向上を試みている。

ミカ:高地に行くほど品質の良いコーヒーが栽培できるとされているが、低地でも環境守りながら良い豆を作ることはできる。どれだけPreparationの良いコーヒーを生産することができるかが重要。ルワンダのコーヒーがすべてよいとは限らない。Preparationと焙煎技師。


===========(ツイート@africanwhale)========

スタバはファーマーサポートセンターを通じてロールモデルをつくっている。知識の普及を視野にいれる。オフィスは五人だけなので400000人にリーチできない。アフリカコーヒーセミナー。
posted at 16:27:10

エチオピアのコーヒーセレモニーってスペシャルなイベントじゃなくて、毎日の日常的なものだったのか。豆そのものの持つ力で味もスペシャル。アフリカコーヒーセミナー。
posted at 16:17:39

コーヒーにはポテト臭というものが出る場合があるのか!スタバと珈琲工房HORIGUCHIのリスクヘッジ。アフリカコーヒーセミナー。http://t.co/z5nxOGlE
posted at 15:34:40

スターバックスの社会的プログラム。女性に石鹸やキャンドル作りの技術訓練もすることでさらなる収入向上につなげる。へー!
posted at 15:03:12

スターバックスの社会的経済的開発プログラム。コーヒー農家の多くは女性。女性コーディネーターをおいてエンパワメント活動。女性に発言権はなく収入も男性に持って行かれていた状況を打破。ここまでやるのだなぁ。
posted at 15:01:37

スターバックスはコーヒー農家のトレーニングを実施。農家もちゃんとテイスティングする。それは強いインセンティブ。アフリカコーヒーセミナー。
posted at 14:58:23

21世紀に入りコーヒー産業は品質重視へ。Fully washedスペシャリティコーヒーが急増。アフリカコーヒーセミナー。
posted at 14:52:44

スターバックスのCAFE(coffee and farmer equity) プラクティスの推進により生産性向上、品質改善。ルワンダ。
posted at 14:48:31

ジェトロにてアフリカコーヒーセミナー。スターバックスのプレゼン。ファーマーサポートセンターの説明。コスタリカ、グアテマラ、ルワンダ、コロンビア、タンザニア。
posted at 14:45:42