ものすごーい遅ればせながらなんだけど

先週水曜日のJICA地球ひろばでの講演「アフリカビジネス入門―アフリカのITビジネスの動向」を聴きに行ってすごくいろんなことを思った。

株式会社アイスリーデザインの芝 陽一郎さんは、この本の著者で有名。

4492443819アフリカビジネス入門 ―地球上最後の巨大市場の実像
芝 陽一郎
東洋経済新報社 2011-07-27

by G-Tools


アフリカ大陸でモバイルユーザーはざっと6億人いるといわれるんだそうな。

この手のセミナーは結構流行っていて、アフリカ×ビジネスとなると、最近、アフリカ進出を計画している日本企業等向けにニュースを配信したりコンサルティングしたりっていうのも流行っている。

芝さんも、ビジネスマン。

金融バックグラウンドを持っているひとは強いなーといつも思う。


ただ、ひとつ気になるのは、この手の世界はかなり「温度差」が顕著なのではないかなということだ。


みんな同じことに関心を持っているようで、たぶん「軸足」が違うんだと思う。


どこに自分の「軸」を置いているかということ。


わたしから見れば、この芝さんというひとはかなり「ビジネス」に軸を置いているひとで根っから「アフリカ」ではないように感じる。

見えているものが違うんじゃないかなという予感がする。


わたし自身はといえば、たぶん比較的「アフリカ」寄りなんだと思う。
あと「開発業界色」はそれなりにあると思う。
でも、正直言って開発業界の人間というにはあまりに浮いている。

(一応、民間企業で仕事もたくさんしてきているし、自分でお店もしてるしねぇ)





大手商社をはじめとする民間企業によるアフリカ進出への関心は高く、実際に進出しているところも少なくない中で、ますますこの「軸」の問題は引きずるんじゃないかなと思っている。


アフリカのひとを救ってあげたくて、とまで言ってしまうびっくりするようなひともいれば、win-win関係をことさら繰り返すひともいる。

ビジネスの世界から見れば、ODAが官民連携のうたい文句ばかり言うのはある種滑稽なんだと思う。
同じものをみているような錯覚で動いているのだとしたら、それは危険。

誰にとって一番危険かというと、他ならぬアフリカの人々かもしれない。


政府系の組織でずっと仕事をしている人の中には、このひとが会社を経営なんてしたら一日でばっちりつぶれちゃうんだろうなーという感じの仕事の仕方のひともいれば、これまで日本の中でビジネスしてきたひとのなかには相当なアフリカ素人もいる。

でも役割分担なのかもしれない。


ここで言いたいことは、この「軸のぶれ」の存在について忘れるべからず、なんじゃないかなってこと。


だから、「アフリカ×ビジネス」!新しい!・・・だなんて飛びついたりするのもまたおかしい。

あの地球ひろばにあつまったたくさんのひとたちは、いったい何を考えて集まってきたんだろう。

少なくとも、腹に抱えたものは、みんな違うんだとおもう。





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