このところ、日本中が省エネモードだから、東京の夜の灯りもずいぶん落ちている。

これが嫌だといっているひともいたけれど、わたしはどちらかというとこれくらいの明るさのほうが好きだ。
東京にいて、いちばん落ち着かなかった理由のひとつは、あきらかに眩しすぎる蛍光灯の光だったのだと気付いた。

どこまでも利便性を追求したこの国は、とくに東京は、味気ない看板やお店の光でいっぱいだった。
街が静かに落ち着き、灯りが落とされていると、どこかヨーロッパなどの外国の街のような懐かしさを感じる。

そう。

何故か、海外にいるととても精神が落ち着き、日本にいるとときに息が詰まりそうになるということが少なからずある。

街が暗いと、街の息吹を余計に感じる。
空の重みや、空気の湿度や風の感触。

スーパームーンの明るさも。


何かこう、ものを大切にしようという気持ちが生まれてくる。

自分の人生を、シンプルに生きようという感覚が戻ってくる。



数年前、心にひっかかるようなことがあるままに音信不通になっていたジンバブエ人のあるひとから、メッセージが来た。

"please stay fine. Indeed our prayers are with you and all the people of Japan. "

わたしは彼にすっかり愛想を尽かしていたから、もう連絡をとることも会うことも二度とないだろうと思っていた。


だから、このことばをみても、心の中のわだかまりのようなもやもやしたものが捨てきれない自分が残っている。



わたしも、ほんとうに「シンプルな生き方」がまだまだ身についていないという証拠だ。




返事はしない。




でも、彼の祈りは、日本のひとたちに届けばいいと思っている。


minikuma



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