モザンビークで今月初めから続いている食料やその他物価の上昇に反発するデモは少しおさまりを見せたようだ。

あちこちにたくさんのニュースが登場している。

BBCはこんなニュースを載せている。
Mozambique reverses bread price rise in wake of riots

_48940986_010083674-2

このような物価上昇に対するデモとそれに伴う騒乱のような出来事は、過去にも何度か起きているようだ。アフリカの他の国の都市部でもみられるような、携帯のSMSで人々を煽る混乱。


こんなことは大したことがない、という言い方をするひとが少なくないようだ。

いま、マプトにいるわけではないし、マプトの騒乱の時に足を踏み入れたことももちろんないんだけれど、正直言って、いやな予感もしなくない。


キーワードは「食料」だ。

ひとびとは神経質になっているから、扇動されてしまう。
何故か。モザンビークは、決して物価が安くはないし、人々のストレスもたまっているということなのだから。


こういうことって、ほんとうにどのように発展するかなんてどんなに優れた先見の明があるひとでも、100%言い切れることではない。大丈夫だ、などと。

朝日新聞のGlobeは土地争奪を特集している。
モザンビークもフォーカスされている。
ものすごくタイムリーに、重要な問題を指摘している。よくできた特集だと思う。(エラそうに言うけど)


中国や韓国だけではない。
世界中で、さまざまな国々が食料やエネルギー、森林資源獲得のために土地を確保しようとしている。それが、アフリカをはじめとした途上国で起きている。

土地を確保するほうも必至だけれど、確保されるほうも神経過敏だ。
新植民地主義という言葉さえ聞こえる。

ここにも、キーワードの「食料」がある。

世界は、このキーワードを巡って、大きなうねりを見せているのが見える。


わたしのジンバブエ時代の同僚が言っていた。

今回のデモは、深刻な問題の始まりに過ぎない。
やがてこれが、ジンバブエで起きたような政治経済のserious problemにつながりかねない。


わたしはいま、このことばが気になって仕方がない。


少なくとも、子どもを含む13人も亡くなっている今回の騒乱について、大したことないとはとても言えない。