b3f842a5.jpgいつも読ませていただいてます某ブログにあったのですけれども。

なんと。

『社会起業家』の通信講座があるそうですね。

なんと、びっくりですよ。

そうですかー。通信講座でお勉強する時代が来てしまったのですね。これも商売なんだね。

この会社さんによると、「幸せな社会起業家とは?」っていう定義がある。
(アレ?致命的な誤字があるよ?)


こんなに色んな本もあるし。

社会起業家になる方法社会起業家になる方法

やりたいことがないヤツは社会起業家になれ “想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事 好きなまちで仕事を創る―Address the Smile ファンドレイジングが社会を変える 働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)

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でも、ワタクシ偉そうなこというわけではないんですけれども、それって「教えること」なの?いえ、もちろんある程度のノウハウとか知識とかスキルとか、そういうものって必要で、その点については教えることは可能なのかもしれないんですけれど・・・。

でも世間の「社会起業」のイメージが揺らいでいる中で、どうやってそれを体系付けるのでしょう。うむ。
目的とか定義とか、そういうものが多分、十人十色な気がします。


そしてさらに、企業はその存在をもってして社会に貢献するものではないのでしょうか。社会起業なんてカテゴライズは、やっぱり難しいんじゃない?それに気付いちゃっているけど、言わないだけとか?ううむ。


あんまりいい言い方じゃないけれど、最近、なんだか社会起業家ということばのバーゲン・セールな気がする。ソーシャルビジネスイベントと銘打ったものがたくさん出ている。

でも、ソーシャルビジネスって何?だんだんわからなくなってきますね。

社会的課題を解決するためのビジネス?
では、主体は誰で、目的はナニ?そこへCSRとBOPビジネスと来たもんだ。


今の時点で思うのは、そこにやっぱり日本の景気の悪さと、社会への閉塞感とか、政治への不信とか、そういうのがたくさん渦巻いているんではないかと思う。
不満やストレスが、社会的課題の解決に意識を向かわせ、やることをつくってしまう。的な。
そんで、「かわいそうなアフリカ」をつくってしまう的な面もある。


それらが、成功を収めるのならば、これはすばらしいことと思う。

ただ、その成功はビジネスとしての成功ではないはず。
そこに、「目的」がぐらぐらしていれば、うまくたどりつけるはずがない。
問題解決?ビジネスで設ける?ナニ?ドレ?

BOPビジネスで途上国に新しい「市場」を求めちゃおうっていう日本企業や現在の日本社会の流れに、少し怖いものを感じる。

途上国への「距離感」だ。

やっぱり、日本のことを考えているのならば、相手を主体ではなく対象と考えているのならば、いわゆる「社会起業」でも「BOPビジネス」でもほんとうの意味で成功することはないだろう。

そんなことでは、そこに、ほんとうのwin-win関係は築けない。

社会は、まだまだ成長途中なのだ。


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