f003689d.JPGこれはすごく思うんだけれど、やはりBOPビジネスという単語がここ数ヶ月の間はげしく流行している。と、色んな意味に捉えられている。


(1) BOPを市場としてみる
(2) BOPを生産者としてみる
(3) BOPを、一緒にビジネスを創り出すパートナーとしてみる


(*注:知らないひとのために。いちおうBOPとは年収3,000ドル以下の貧困層全般を指す、ということにしておきます。ここでは)

経産省の考え方や、多くの日本企業の考え方は(1)だ。彼らは潜在的に購買力があるという考え方だ。だから進出しよう、と。
初期のプラハラードの本にあるアレだ。↓↓

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)



ユニリーバみたいな企業の成功物語。つまり、例えばシャンプーやら洗剤やらを、小さな小分けパックにして安価で販売するということ。もちろん、マーケットは大きいかもしれない。

(1)も(2)も、これまでもずっと行われてきたことだ。

ただ、(1)は既存のマーケットを破壊する危険性がもちろんあるし(中国の安価な製品のように)、(2)はもちろん搾取の危険性もある。

目指すべくは(3)だ。

しかし、日本ではまだまだこの考え方は浸透しておらず、(1)をまるで新しい考え方であるかのような言い方で盛り立てる。しかも、そこにCSRなんてことばを飾り付けちゃっている。


コンセプトだけは、一部の「BOP専門家」(そんなタイトル怪しいが)からすごく深く語られるのだけれども、実現するにはこの社会がまだまだ追いつかない。

小分けパックにして売るなんて、アフリカの多くの国で見られると思うけれど、そこらへんの道端のキヨスクなんかで普通にやられていることだ。

イノベーションということばも、気をつけてつかわなきゃならないなと思う。


心配なのは、そこにまた、現地産業の圧迫や搾取の構図が生まれかねないということだ。うりゃいいってもんじゃない。ビジネスの成功が、BOPビジネスじゃもちろんない。


win-winの関係ってどういうことだか、もう一度、ほんとうに考えてほしい。


「対象」ではないアフリカを。

「仲間」としてのアフリカをみてほしい。



BOPビジネスには、社会的目的がなければ意味がない。

少なくとも、社会に大きな不公正が存在する今は、そうだ。


ただ、社会がそこに追いつかないままにBOPビジネスという名前がついてしまったことを、きちんと見極めねばならない。



フェアトレードだって、ほんとうは馬鹿にしたもんじゃない。



でも、答えじゃない。




そしてわたしは、優秀な編集者から戻されてくる原稿に、自分の統計数値引用の甘さを思い知り、ちょっと泣いているのです。
(BOPのバカァ!)

出版されたら、見てくださいね。



(*足、はカンケイ無し。夏も終わりだナ)

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