病から復活しそうな兆し。いったい東京は何時であるのかまったくわからないままに、一日半ほど文字通り泥のように眠っておりました。
溶けるかと思った。

コンビニまで行く大冒険のあと、とりあえず初めてまともな食事を摂取。(オレンジジュースのみ)社会に復帰せねば。


また意識を失う前に、ふと思い出したことを書き留めておく。

最近、マイクロファイナンスへ投資するファンドが意外と増えているのをご存知?
もちろん、日本ではなくて欧米なんだけれど。

たとえば、Developing World Marketsさん。

これまでMFに投資するなんてまったく考えても見なかった機関投資家さんたちが、注目し始めた。案外、MFはリスクが低いということに気付いたということ。それから、最近大流行している「社会的」な貢献にもつながるということ。

もちろんこれには、ユヌス氏の影響が大でしょう。


現在の通い仕事の方の性質上、「貧困削減」という視点で考えがちなんだけれど、ひとつ注意すべきなのは、「MFの幻想」だろう。

有名なグラミン銀行の「グループ連帯責任」や「女性起業家支援」なんていうのは、若干いまのMFのトレンドとずれがある。

そもそも、貧困層といっても、みんなが「起業」しているわけではあるまいし、女性だけが返済率がいいというのも幻想だ。
注目すべきなのは、貧困層にすぐに転落してしまいそうなギリギリの生活をおくっているひとたちだろう。大きな出費が必要なとき、たとえば、家族の病気、冠婚葬祭、子どもの教育費など。そういうときに小さなローンが受けられれば、貧困に転落せずにすむかもしれない。

そういう用途のために、MFがあってもいいだろう。
実際に、そのような融資を行っているMFIもたくさんあるわけでね。

消費目的のローンであっても、もちろん良いと思う。
MFIには、様々な金融商品があって良いと思いませんか?

貧困削減って、そんな単純なもんじゃないんです。
消費者金融とどうちがうのー?なんていう議論もたくさんあるね。(これはまた機会があれば書く)


だから。MFへの幻想は捨てよう。


でもね、MFへの注目度が急激に高まっているってとても良いんじゃないでしょうかね。

研修コースなんかも増えているみたいだし。

日々、勉強せねばだねぇ。


とおもったのでした。


↓いつもありがとうです。

にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ
にほんブログ村 

Rupurara Moon 〜ルプララ・ムーン〜ジンバブエのクラフトショップ


メールマガジン『あふりかくじらの自由時間』『あふりかくじらの自由時間』メールマガジン

あふりかくじらブックシェルフ←オススメ本、集めてみました。


→ asahi.com『モザイクアフリカ』にコラム連載中!