パス問題、メディアがたくさん取り上げてくれたお陰もあり、そして何より、多くの関係者の皆さんの努力により、妥協案。11枚。

そしてTICADが始まりました。
(詳しいことはTICAD市民社会フォーラムのサイト等で)

私は仕事(通勤仕事のほう)上でも、NGOのほうでも参加登録はしておりませんので、会場の中には入れませんでしたが、それでもパシフィコ横浜まで行って、サイドイベントのセミナーには出席してまいりました。

国連大学の「気候変動と紛争」というやつ。
興味深かった。なかなか。

そして、TICAD本番はネット中継されたので、仕事中でしたが要所要所をパソコンで視聴しておりました。

フランス語やポルトガル語はわからないけれど、やっぱり「経済成長」をキーワードにするひとが多かったような気がする。細かいことはまた今度まとめて書く。

以下は、市民社会からの報告。
さすが、うちのスタッフ。早い。
(まぁ、わたしもこれまでその「早い」の一部に協力してきたけど、皆さんの努力に比べたら微々たるものかな)

長いけど貼り付けます。すごく大事なことが書いてあるよ。

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TICAD史上初 市民社会主催 セッション開催
=「人びとのためのTICAD」の実現と市民社会参加を求める=
http://www.ticad-csf.net/TNnet
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15 年間のTICADの歴史の中で、市民社会に与えられてきたスペースは、今回の
TICADの「パス問題」に見られるように、極めて制限されたものであった。今
回、市民社会が「市民社会セッション」の開催を、TICADの歴史上初めて公式プ
ログラムとして実現したことは小さな一歩であるが、確かな前進であった。

市民社会セッションは、インターネットで世界同時配信される中、アフリカ・国
際・日本のNGO、日本政府代表、TICAD共催者である世界銀行、国連開発計画
(UNDP)、アフリカ支援に取り組み自らもNGOを創設した世界的歌手のボノ
(Bono)、ロール・バック・マラリアの親善大使を務める歌手イボンヌ・チャカ
チャカさんらが参加し、活発な意見交換を行った。

アフリカNGOからは、TICAD IVが経済成長を表面的に捉えるばかりで、経済成長
の一方で深刻化している貧困や社会的格差・不公正が大多数のアフリカの人びと
に及ぼしている負の影響を十分くみ取っていないことについて鋭い批判が相次い
だ。特に、食料価格の高騰に端を発した暴動が、単に食料が足りないことへの抗
議を超えた意味を持っており、アフリカ社会内部の格差が社会を不安定化させて
いることについて、いずれのアフリカNGOも強い危惧を表明した。経済成長の恩
恵を貧困層の人々に再配分する早急な対策が必要であり、特にアフリカ人口で多
くの割合をしめる、小規模農家やインフォーマル・セクター従事者への具体的な
支援を求める声があがった。

アフリカにおける、貧困解決が進展を見せず、MDGs達成は絶望的と言わざるをえ
ないという状況に加え、気候変動や食料価格高騰という新たなチャレンジに直面
する中、TICADプロセスが日本のアフリカ援助は果たしてこれらの問題の根本的
な解決に役に立っているか、という疑問が提示された。「TICADは誰のために、
どのような成果を実現できるのか」という視点に立って、TICADをアフリカの開
発のパラダイムシフトの機会とすることへの、期待が示された。

アフリカ市民社会の参加者からは、TICADがアフリカ政府を喜ばせるために開催
されており、当事者であり最も中心となるべきアフリカの人びと(People of
Africa)、特に最も弱い立場にある人々のためになっていないのではないか、と
いう率直な声が聴かれた。TICADが人びとのためのTICAD (TICAD for the People / People’s TICAD)」になるためには、もはや政府だけがアフリカ開発のアク
ターではない、ということが再確認される必要がある。

「個人や人々のグループの積極的な活動が、インパクトをもたらす社会運動のた
めには欠かせない」と、ボノは述べた。世界銀行アフリカ地域業務戦略担当部長
のハートウィッグ・シャファー氏からも、「問題のただ中にある人々の真実な声
が社会運動のうねりを後押ししてきた。市民社会は、人々の声を政策決定に反映
し、また、政策レベルで約束された政策を実施している。政策議論に、市民社会
の意見を取り入れていくことは、もはや常識であり不可欠だ。」と、市民社会が
果たす役割の重要性について述べた。さらに、国連開発計画のティエルノ・ケー
ン氏が、「アフリカの市民社会は、コミュニティの開発を支え、人々の連帯を促
すために草の根で活動するグループをさらに強化していくべきだ」という発言が
あった。これらの発言は、すべて、第1回TICADで議長をつとめた黒河内康氏によ
る「元気なアフリカは、元気なアフリカの人々、元気な市民社会にかかってい
る」という開会挨拶に同調するものであった。

ボノは、既存の公約を守る重要性に触れ、「アフリカ開発のパラダイムシフト
は、日本を含めG8各国が、債務免除や、ODAの大幅な増額を公約した時に、既に
始まっている。約束が実施されることが大切だ」と述べた。

民主的に選出され、人々に信頼されているならば、政府は確かに人々の利益を代
弁する。残念ながら全ての国がそうではないことにかんがみ、市民社会の役割は
重要である。市民社会が、アフリカの開発の議題設定、成果文書の作成、実施、
モニタリングと評価の全てのプロセスに参画することが不可欠である。
アフリカと日本の市民社会は、外務省参事官廣木氏による、「日本は約束を守る
国。私たちはこの場で、市民社会と緊密に協働していくことを約束する」という
コメントを、大きな期待をもって受け止めている。

連絡先
TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet)



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