8870bc0a.jpgお金持ちってすごい。

「“スーパーおばあちゃん”現金10億円寄付」というニュースである。このひとは、こつこつと貯めた10億円を南足柄市にぽんと寄付したとのこと。また、その以前にも大磯町に5億円を寄付して、そのお金が障害者福祉センターの設立に使われたとのことである。

この額、すごい。
普通の人では考えられない。
しかも、現金で用意するというところが、またアピール度満点といった感じだ。さすが。マスコミもちゃんと入れて、ニュースにもなって。
南足柄市、責任重大である。あの10億円、どうなった?って世間からいわれるものね。
この市長おじ様の、ほくほく顔。うひー。(´∀`*)


寄付されたお金で、ご本人は「こどもノーベル賞」を設立するなどという案を出したとか。すごいね。


最近よく拝見しているブログに「ファンドレイジング道場」というのがあり、そこでもこの件が取り上げられていた。そこでは、寄付されるのはまた行政か、ということが書かれている。

たしかに。
これ寄付先がNGOだったら、えらいこっちゃ、だね。今の日本ではやっぱり一般的にそういう寄付は「行政」だし、NGOもキャパシティがまだまだ低い。
もちろん、寄付したらそれはヒーローだね。実際、スーパーお金持ちじゃなくても、自分の持ち出しを100万、200万って費やしている人は、じつはTICAD市民社会フォーラムにもいる。

いま、ひとつの団体で10億円もの寄付を受けられるようなとこってあるかどうかは疑問だけれど、たとえばNGOが利用できる基金を作るとか、(NGOアリーナみたいな考え方とか)財団を設立するダとか、色々やり方はあると思う。行政に寄付すると、彼らが何とかしなきゃいけなくって、「予算消化」みたいになりそうだけれど、NGOだとほんとうに小さなところまでが適切な用途で資金を活用できるようになるんじゃないだろうか。たとえ100万円でも、多くのNGOにとっては貴重なのだから。そして、彼らはいちおう、その道のプロフェショナル。お役所とは違って、ほんとうにその道を研究して活動してきたひとたちの集まりなのだから(もちろん全部じゃないけどさ)、ノウハウがある。
そして何より、草の根に届くし。

そういう考え方を、日本でももっと浸透させていかんといけないのかな。

アメリカは寄付文化。
クリントン財団とか、国際協力業界ではずいぶん幅を利かせるようになってきたものね。ハイ。


ところで、10億円ってどんなもんだろ。
アフリカだったら、何ができるかな。

行政に渡したら、無計画なインフラに使われてあっという間になくなっちゃいそうですが。


↓温かなぽちっとなを、さんきゅうです。( -д-)ノ

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