山本敏晴氏著『国際協力師になるために』(白水社)を読んだ。


この本は、おそらく国際協力の道を目指し始めた大学生くらいのひとをメインターゲットとしている本である。(10年くらい読むのが遅かったなぁ。今年出版された本だけど)

国際協力とは何ぞやというところから、色んなバックグラウンド、ほんとうの国際協力やその背景に複雑に絡み合う様々な問題をきちんと整理して書かれてあり、頭のなかをクリアにするのにとても役立った。
とくに、医者である筆者の描くエイズ関連の背景や何かは、知らないこともけっこうありいい勉強になった。

国際協力と一口に言っても、その分野はもちろん広いわけで、筆者が強調するように専門性はとても大切なのだ。政治、経済、教育、医療、環境、などなど・・・。で、わたしにはそれが欠けている。痛たたた・・・。修士も「アフリカ地域研究」だし。

この本があげているプロの国際協力師になるために必要なこと、社会人経験、大学院修士、途上国での勤務経験はすべてクリアしているんだけれど、わたしがいまいる場所はとても中途半端で、専門的な仕事にうまく就けずにいる。道は長いのだ。


山本氏が主張していることのひとつにCSRの大切さという点がある。これは何年か前から重要性が声高に言われるようになったし、わたし自身、深い関心を持っていたテーマである。

わたしが思うとても基本的なことは、まず「援助」というものはいつか終わるべきものであるということ。それから、「お金」というのは稼ぐものであって、ただでもらうべきものではないということ。そして、持続可能性というのは、「国際協力」を「援助」ではなく「ビジネス」、そして「環境」と関連させて実施していくものということ。

ごく普通の民間企業に営業として勤めていた時期もあったけれど、それらは通常「国際協力」の世界ではキャリアとして評価されない。
でも、いま、それを強みに変えていくつもりで動いている。

ODAやNGOの良い面悪い面(どちらかというと悪い面がたくさん・・・おっと)を色々と見てきた。あと数年の後、これらを融合させた自分なりの答えを出せたらいいと思う。いま、それを具体化させようと少しずつ考えている。

高校生のときにある先生がわたしに言ってくれた。「ひとが生きていくところにはいつも福祉がある」当時のわたしは、高齢者福祉の道を志していたのである。

これがわたしをアフリカへ導いてくれた。


いまは、色々と広く勉強がしたいかな。
数年後、大きな仕事をできるように。








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