9c1d2c88.JPG大学を卒業してから、わたしは求職活動ばかりしているような気がする。たぶん平均的なひとより多く履歴書を書いている。

二年間のジンバブエの仕事は、キャリア的には少し履歴書の「色」になったと思うが、しかしその一方で今度は別のちょっとした障害なんかも生まれている。

これまで、大学院修了後、普通の会社員をするしかなかったところから国際協力系の仕事に「とっかかり」を見つけるのもけっこう大変ではあった。だが、目論んだとおりとっかかりを見つければその先へ進む突破口となった。やっと最初の一歩のアフリカでの仕事を得ることができた。わたしはすでに28歳になっていた。

そして現在。
今度は、スキルのある熟練プロフェショナルと超若手の狭間にいる。多くの仕事は、応募要件が高すぎるか低すぎるかなのだ。高いほうは、関連実務経験(かなり専門的な)が8年以上(会社員をしていたわたしには到底たりていない)だとか書いてある一方で、低いほうは一般事務かインターン・ボランティアだ。今更、そんなことをするわけにはいかない。もう三十路なんだし。(もう、そんなことはもっと若いころにたーんとやってきたし)

国際協力の仕事という世界では、いつでも小さなパイを多くの人間が競って取り合っている。やりたい人間は多い。でも仕事も給料も少ない。(もちろん、キャリア上ある一線を超えると非常に給料は高い)
それでも、時給800円のバイトや無給のインターン・ボランティアでさえもやりたいと思って履歴書を送ってくる人たちがいくらでもいるのだ。そういう彼らも修士号を取っていたりけっこう社会人経験があったりする。

なかなか、やりたいと思える仕事には出会えない。間口を広く構えるべきなのだろうけれど、いまさら「何でもいい」というわけにはいかないのだ。
そんなことをするには、わたしは年を取りすぎているし、現に今でもすでに遅れを取っていると感じている。

焦らずにやっていこうとは思うが、なかなか次の新たな「とっかかり」を見つけられない。

某研究所研究員の仕事は博士号が必要らしいし。やっぱり現場で活動できる仕事がいい。国連でも関心ある機関があるのだけれど、道は険しいな・・・。

ともかくちょっとずつ稼げる仕事を見つけておいて、あとは長期戦に持ち込むか。わたしと同じような苦労を、やっぱりたくさんのひとがしているよねぇ。どうかな。( ´∀`)つ



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