前回も書きましたが、経済状況が非常に悪くなっている様子。
スーパーからものがなくなりました。
かつて南アに次ぐ経済力を誇っていたジンバブエは現在、政府による価格統制が
強制的に行われています。インフレ率が公式発表では、年率4,500%ほどですが、
実際はこれをはるかに上回るでしょう。
このところのインフレの勢いは、目を見張るものがありました。
そして、政府は、価格を安定させようと食料品を含むあらゆる日用品等の
価格を低く定め、これをすべての卸・小売に適用させようと必死なのです。
もちろん、原価を大幅に下回る売値など誰がつけるでしょう。
そして、多くの小売店店主などが逮捕されています。
理由は「値段をつりあげた」ため。コンビ(ミニバス)代なども同様です。
7月13日現在、街中のスーパーなどからものが消えています。
パン、牛乳、メイズ、卵、料理油、肉、菓子類なんかも全く棚にありません。
もちろんです。統制価格では、商売になどなりませんから。
事態は、かなり深刻になってきているようです。今月後半から八月にかけて、どうなるだろう。もう、人々の間に怒り心頭ですよ、これは。
やっぱり蜂起するんじゃないかな。何かあるのでは?まぁ、いつもそんなこといってますけど、今回ばかりはひどい感じがします。
(写真は、夕暮れどきのモノモタパホテル)
ニッポンの参院選の在外投票なんてやってる場合なのかな・・・。今日からはじまったようですけど。
コメント
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ジンバブエには2005年に2回仕事で行っています。 ちょうど通り沿いの商店が無理やり撤去された前後です。
それまでは調子よく売上も伸びていたのですが。。。 しかし潜在力はある国ですので早く立ち直って欲しいと思っています。
現地からの生の声とても参考になります。
はじめまして。
いま、2003年当時の物不足よりも状況がひどいみたいですよ。
ほんとうにここまで豊かな国だったはずなのに、回復するまでには少し時間がかかりそうですね。政府は、経済の理論とは逆のことを無理にやりますから・・・。
-nakamura-さんのページ拝見しました。プロフィールの写真はソウェト蜂起ですか?たくさん旅に出ておられますね!また拝見させていただきます。
今、ジンバブエのNGOが出しているニュースレターを訳していてあらためて深刻さに・・・・、という感じです。その中で
Food Basket for a family of 6 Z$ 5,500 000 (May 2007)
という記述があり、1米ドル=250Zドルと考えると2万2千米ドル=264万円くらい。これって・・・年額?まさか月額じゃあ・・でも、めちゃ暮らしが大変そうだし・・。どうなんでしょうか?
これから楽しみにしています。
そのニュースを翻訳して流す時に、このサイトを参考になるページとして紹介してもいいですか?いくつかのmlと私が所属しているグループのHPに載せるつもりです。
http://jubilee.npgo.jp/
です。(トラックバックとかいうのをするんでしょうね、ごめんなさい、やったことなくてよくわからないのです)
こんにちは。
550万ジンバブエドルというのは、政府が発表している一ヶ月の家族六人の最低限の生活費の指標だとおもいます。
もちろん、公定レートの250ジンバブエドル=1米ドルで計算すればえらいことになります。現在闇レートは、1米ドルあたり、160,000ジンバブエドル程度だと思います。でも、公務員なんかはその550万ジンバブエドルには遠くおよばない給料しかもらっていない人が大多数なので、とても生活ができません。
どうぞ参考ページとして紹介していただければと思います。これからもどうぞよろしく。
ここのレストランでオストリッチのステーキも食べました。
アフリカンな内装で雰囲気良かったですね。 残念ながら治安の問題で目の前の公園にさえ散歩に出ることができませんでしたが。
スタッフは親切で良かったです。
しかしホテルで渡すチップはBlack Market Rateに準じた金額で渡してあげないとだめですから懐が結構痛みました(笑)。
ちなみに現在テルアビブにいます。 明日からチュニスへ行って来ます。
いまでは、物不足で肉も手に入らなくなりました。政府が屠殺場の営業許可を停止したり。
治安は悪いですが、昼間は普通にしてれば平気ですよ。もっとも、これから何があるかわかりませんけど・・・。
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