とうとう、いつだったかIMFが予想を立てていたジンバブエのインフレ率(年率)4,000%というのが実現いたしましたそうで。
ジンバブエのインフレ率、4,530%とのことだそうです。
こういう数字って、経済のなかで成り立つんだろうか。

月ごとのインフレ率が100%を越えた先月よりは上昇率はなだらかなようですが、こんな状態ではどうにも歯止めが利かないのでしょう。この経済にメスを入れられる人なんて存在するのでしょうか。
自分で国内にいながら、やはりお買い物をするたびに物価が恐ろしく上がっている事実に気づかされます。去年の今頃たっぷり十日分くらいの食糧やら日用品が変えたお金で、いまではガムひとつ買えません。何にも買えません。物価の上昇ではなくって、貨幣価値の下落です。

これではますます人々の生活は苦しくなるばかり。
闇レートはもう、1米ドルあたり90,000か、100,000くらいという噂もあります。信じられない勢いで下がっています。


もうひとつ。

ムガベ大統領が、わたしの母校エディンバラ大学の学位を取り消されそうです
名誉博士号?
教育に貢献したから、というのが学位授与の理由だそうですが、昨今のジンバブエの状況を見ればその剥奪が検討されるのも無理はないでしょう。人権侵害が政府ぐるみで行われているような状況に陥っていますし。

こんなにきれいな国なのに、ここに住みたがるのは外貨をたくさんもつ外国人ばかりです。格差はひろがります。