今日は、大好きなイタリアのギタリスト、アントニオ・フォルチオーネ(ああッ、最高!!ラブ!)の余韻にひたるため、さっさと屋台で購入したチキン・ケバブをいただいたあと、ひとり家に帰って心静かにしている。

温水が(馬鹿な)電力公社のせいでもう10日ほど使えないため、大家が持っているもう一軒の家の鍵を借りたので、そこでシャワーを浴びさせてもらう。コンプレックスの中なのでいいんだけれども、こう毎日誰かの家のシャワーというのも落ち着かない。(馬鹿な)電力公社め。電気よこせ、こら。


さて。

「ハラレ国際芸術祭」HIFAである。5月1日から本日6日(日)まで。ハラレ・ガーデンで毎年この時期に開催されるかなり大掛かりな芸術祭である。いろんなアーティストがライブや演劇やダンスをしたり。ともかく非常に多くの人出があり、異様に盛り上がる。
ジンバブエのこの経済状態で、ここまでのフェスティバルができるとは、なんというかすごい。多くのスポンサーもついている。


さてさて。
書ききれないくらいだけれども、いくつか。


ジンバブエの国民的アーティスト、オリバー・ムトゥクジとUMOJAのライブを観た。UMOJAは南部アフリカのアーティストが集まったダンス&ミュージックプロジェクトである。
オリバー・ムトゥクジのあまりのオーラとパワーに圧倒され、小さな会場はゆれんばかりの熱気に満ち溢れて、もうたいへんな騒ぎであった。TUKUことオリバー・ムトゥクジは、けっこういい年だろうに、あれだけの激しいライブをやり、さらに静かな曲でも一気に盛り上げることができる。やはり国民的アーティストだけある。
ドラムひとつにあわせて、ギターと歌をとめて、身体をゆすっているだけでも、もう観客は彼への愛でいっぱいだ。
本物のライブを観たのは初めてだった。
やっぱり、TUKUはすごい。ジンバブエの音楽はすごい。
心と全身で楽しめる時間。

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それから、チウォニソ・マライレ
彼女のムビラは感動的に美しく、そして歌声は伸びやかで確実だ。
やはりムビラの音色というのは、このジンバブエで生まれた音と空気と風でできたもので、ソウルがこもっている。
心ゆくまで楽しむことができた。

インドのダンス。
伝統的なフォルムのうつくしいものがたりを伝えるもの。
こちらは、エンピツ「あふりかくじらノート」に少し書いたけれども、ほんとうに癒しになるようだった。全身全霊をこめて、世界に入っていった。


そして。
アントニオ・フォルチオーネ

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彼のギターはほんとうに魔法のようである。
ギターとは不思議な楽器で、実にさまざまな音が出る。そして、かれの手だけではなく、全身で語るような踊るような歌うようなギターは、まさに夢中にさせる。
こういうことを書いているうちに、なんだか安っぽくなっていくようなのでやめる。
彼は、ほんとうにほんとうにすばらしかった。

パンデイロというタンバリンも合わせて、ユーモア溢れるライブでもあった。
去年も熱狂的なことをこのブログに書いたと思うので、今年はやめておこう。
彼のライブに、ひとりで見入っていた。
世界に入り込むことが、どれだけ自分の心を溶かしていくか。

今年も、アントニオに会えてよかった。
ほんとうに、よかった。自分自身のために。