ずっとこのページがひらけなくて苦労していたが、ここでやっとひらけた。

6日、ジンバブエのハラレの郊外でひどい交通事故があった。早朝、バスが電車と衝突、33人乗りのところ60人以上乗っていたというが、そのうち40人あまりが死亡。
バスはスピードを緩めず線路を渡り、しかもラジオが大音響でかかっていたとのこと。あまりにも恐ろしく痛ましい事故である。
バスの交通ルールを守らないいい加減さ、整備不良なのは日常茶飯事と化しているが、いつこのようなことがおきてもおかしくない。
もはや原形をとどめていないバスのまえに、たくさんの遺体が並べられている写真がヘラルドのトップに載っていた。

先週の日曜日には、教会組織、野党、市民団体などの<Save Zimbabwe Campaign>が行った集会に警察が入り、多くの野党党員や活動家を逮捕した。そして、激しい暴行を加え大怪我を負わせた。一人が銃弾を受けて死亡。
怪我を追った人間に適切な治療すら与えず、弁護士との面会すらさせてもらえずに拘置した。
MDC党首のチャンギライを含む。
チャンギライは大怪我をして頭に傷を負い顔が腫れ、脚は引きずっている。

とうとうジンバブエでもこのようなことが起きている。
もはや限界なのかもしれない。

野党系のニュース等は「平和的な集会」を襲撃した政府を激しく非難し、欧米諸国は即刻、警察による暴力を非難する声明文を出した。
そして、政府プロパガンダ紙は、とっても暴力的な野党の集会をとりしまり、かつこれを「違法な」制裁を強化するチャンスとしようとしているなどとして欧米を批判している。

これもやがて崩れる。
ジンバブエで、これ以上の血が流れないことを望む。