3a4bd24d.jpgその、ハイデンシティ・エリアの日常の風景に思うこと。外国人がめったに足を踏み入れないような、それでも活き活きとした人々の暮らしがあるような風景。

こうして、物を売るのです。生活のため。

いま、報告書を書くためのリーディングの最中で、頭脳の容量が足りないわたしはいつもフリーズしている。
現在読んでいるのは、やはりディアスポラのこと。これがいちばんホットな話題なのかもしれない。海外に出て行ったジンバブエアンによる送金。これが、この経済破綻した国のごく普通の暮らしにどれほど重要であるか。それがよくわかる。
そして、ゴノ中央銀行総裁が送金機関を潰してしまったこと。これによりお金が受け取られなくなった人々は、ますます困窮する。

一方で、お金だけではなくて物資を送ってくるケースも少なくない。
その内容も、食料、衣料品、日用品をはじめ、テレビなどの娯楽品や贅沢品など多岐に渡る。すごく複雑な、面白い経済構造になっている。

加えて、IMFの理事会が近いうちある。
ジンバブエは、投票権等の復活への道が困難であるとは予想されているものの、事態は少しずつ動いている。ともあれ、今回のゴノ総裁の措置が国際社会で認められるかというと、もちろんけっしてそうではないだろう。

この流れは注目すべきだ。


そんなことよりも、「亡き王女のためのパヴァーヌ」で泣きそう。
(ラヴェル。フジコ・ヘミングのピアノ演奏)
生きているだけでありがたいと思え、とどこかの自分が呼びかけてきて、わたしはそれで苦しさとか哀しさとか色んなものを一緒くたに思い出してしまったけれど。

そんな決断を、きっとわたしは迫られているわけではなく、それはもう自明のものとしてそこにある。あとは、勇気をかき集めて、それをただ静かに黙って手に取るだけ。

あと少しの勇気が、わたしには足りない。



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エンピツ日記『あふりかくじらノート』に書くべき内容になってきたナ。そちらのほうに書く。