ドメスティック・バイオレンス法案(Domestic Violence Bill)というのが実際に成立すれば、これは画期的なことであろう。

他のアフリカ諸国でもそうだろうが、ジンバブエでもドメスティック・バイオレンスは深刻な問題となっている。レイプ、暴力。夫から妻へ。恋人同士で。

しかしながら、この法案の重要なところは、ドメスティック・バイオレンスを広義に解釈していることだろう。つまり、夫が妻を殴る、というだけではなくて、身体的に限らず精神的・心理的な暴力。ことばの暴力。解釈は難しくなるだろうが、これはとても重要なことである。

さらに、妻が夫に対し精神的な暴力をふるうということもある。
また、女性の子どもに対する暴力なども少なくない。伝統的な男尊女卑が影響している部分もある。

この法案が対象とするのは、夫婦・親子だけにとどまらず、恋人や養子、婚外子などにもおよぶ。

というわけで、これからこのような問題に関して活動をしているNGOなど、多くの現場をみてこようと思います。