国連の60周年記念で、ローマのFAOに招待されていたムガベ大統領が、ブッシュ大統領とブレア首相を悪者(unholy man)呼ばわりしたのは先週のことである。

ムガベ大統領によれば、先進国における農業補助金制度は貧困層や途上国の農業発展を阻止しているとのこと。また、ジンバブエの土地改革を植民地の不平等を解決するためのものだと説明。

以下新聞報道されたムガベ大統領の発言:

"Must we allow these men, the two unholy men of our millennium, who in the same way as Hitler and Mussolini formed an unholy alliance, for an alliance to attach an innocent country?"

(イタリアでムッソリーニにこのような形で言及するのもいかがなものかと思う)

さらに、

"The voice of Mr Bush and the voice of Mr Blair can't decide who shall rule in Zimbabwe, who shall rule in Africa, who shall rule in Asia, who shall rule in Venezuela, who shall rule in Iran, who shall rule in Iraq."

つまり、彼にしてみればジンバブエは欧米列強に批判され、植民地であるかのごとく政治的に介入され(ジンバブエへの人道支援にすぎない)、さらには自分の「独裁」を危うくさせるような存在なのである。そして、ブッシュとブレアはダーク・サイド。

ジンバブエにとってみれば、国際社会で批判にさらされていて一部制裁も受けているなかで、今回FAOの60周年記念に招待されたことは、深刻な食糧不足に直面するジンバブエへの緊急支援アピールを行うチャンスであるはずだった。

しかし、支援などいらぬ、やりたいなら勝手にやってもいいよと大口をたたいた挙げ句、このように公然と悪口を言った。
これに対し、しかしながら、会場で一部から拍手がおこったらしい。

Daily Mirror 18 Oct 2005)