来る11月26日に予定されている上院選挙に、野党MDCは参加するとされていたものの、党首ツァンギライは反対。MDCは内部分裂の状態で、拮抗していた。

そのような中、憲法改正をして上院を設置、与党ZANU-PFをますます強めるだけの上院選挙への参加を反対する党首をよそに、24日、少なくとも27名のMDCメンバーが上院選挙への立候補登録を強行したらしい。上院は66議席。(ちなみに、登録はこの日だけ)
しかし、対抗勢力もなく議席を確実にした与党メンバーが少なくとも19名はいるとのこと。

(Daily Mirror, 25 Oct 2005)

MDCは党首のツァンギライ派と事務総長のNcube派に分裂している。

ますます権力を争うだけの与野党という感が否めず、最後の最後までこの上院選挙をめぐり混乱していくのであろう。
MDCがあたらしいマニフェストを打ち出せる政党に成長しないのであれば、新たな政策をもった勢力の出現を期待するしかないのか。

どうにも笑ってしまいそうなZANU-PFの一連の動き。
権力をますます強化した後のムガベ大統領は、次に何に着手するのだろう。NGOの規制法案の実現?