『あふりかくじらの自由時間』

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2013年09月

独裁と欧米とジンバブエ。

このひとの記事の視点はとても良いなぁと思ったので、取り急ぎシェア。

朝日新聞の今のナイロビ支局長だそうだ。

朝日新聞の方にはとてもお世話になっている。とくにasahi.comのジンバブエに関するエッセイの連載のときにはお世話になった。(→あふりかくじらの書いていた連載記事はこちら。10本くらい書いたかな)

今回の、この方の記事は、実際にジンバブエで取材した人々の視点から描かれている。

大統領選挙でムガベ大統領の再選が決まると、「野党」(かっこつき。ほんとは連立だから)からはもちろん欧米諸国からも選挙結果を認めず「不正だ!」という声が強かった。

欧米のメディアはどこをみても、ジンバブエ=独裁=ムガベ=悪者、みたいな視点で描かれている。

でも、このナイロビ支局長の杉山さんという方は違う視点から冷静に描いている。


(@ジンバブエ)「世界最悪の独裁者」と「世界の英雄」

ムガベ大統領の政策(もちろん彼ひとりがいきなり思いついてやったことでは必ずしもない。国際的潮流があったり、英国の態度の変化が遠因だったりする。実際はすごく複雑←欧米メディアはたいていここをすっ飛ばす。自分たちに不都合が多いから)は強引で、かなり国際的批判を浴びるものに間違いはないけれど、一方で独立闘争のヒーローでもある。

白人至上主義だったローデシアから、主権を黒人の手に戻すために大きく貢献した人物であり、かつアパルトヘイト時代の南アフリカの支援もした。

そういうことを、冷静な目で見てほしい。

特に、メディアにはそうだ。


アフリカのこととなれば、日本のメディアではほんとうに通り一遍の記事が多かったし、ことにジンバブエに関しては欧米のトーンそのままみたいなことも少なくなかった。

(もちろん、優れたジャーナリストの人たちが、ちゃんとした取材をもとに文章を発表しているものもたくさんあるけれど)

だから、こういう視点を積極的に報道してほしいと思う。

この方の、今後の活躍に期待したい。


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911テロとの「戦い」

2001年は、エディンバラ大学のアフリカ研究センターで修士課程に在籍していて、まさに修士論文提出の一週間前に911が起きた。

わたしは大学寮に暮らしていて(17世紀だかの歴史ある建物を改装した赴き深い寮だった)、テレビはコモンルームと呼ばれる共有のリビングのものを観ていた。

アメリカ人のフラットメイトの叔母さんがアメリカから電話してきて、午後二時ごろだったか、いったい何が起きたのだかわからなくて、とにかくテレビでニュースを見ようとコモンルームにいくと、世界各国から来ている留学生(大学院は留学生の割合が圧倒的)が、みんなことばもなくBBCを観ていた。

BBCから繰り返される、「カミカゼ」ということば。
まるで日本がこの犯人であるかのような言い方を、いちばん最初はしていたような気がする。

その後、「テロとの戦い」という言葉が出てきた。
(前からあったのかもしれないけれど)

今でもわたしは「戦い」ということばに違和感を感じる。

戦うということは同じ目線で同じ立ち位置で、武器を使って攻撃を加えること?
つまり罪もない市民の命を奪うということ。

つまり、憎しみの連鎖になるということ。

どうして、「テロ」のことになると、防止とか予防とかいったことばにならない?弱いから?


あれから12年経ったけど、世界はどのくらい進歩しているのだろうか。

シリアを始め、多くの国で血が流され、大国は武力を駆使し、そして我が国もまたとんでもない方向へ進もうとしている。

事例をひとつ。

オリンピックはすでに決まったことだから仕方がないじゃない、とわたしが考えているのだと誤解した方がたぶん少なくないと思うのでここにもう少し書くと、わたしが共感できないのは「オリンピック」なら「オリンピック」ということだけに対し、怒り、激しい批判をするということ。

もちろん、「声をあげる」というのは大切だ。納得いかないことには声を上げましょう。

でも、あのように派手に取りざたされないまま、国家レベルから日常レベルまで、ものすごくたくさんの理不尽なことや多くの人が「怒る」であろうことが無数に起きていて、どうしてそれらすべてに対しておこらないの!?と思う。
もっともっと、いろんなことが起きているんだよ!と言いたい。


ひとつのことを大きく取り上げれば、無数の理不尽なことが知られることのないまま、葬られる。
まるで、問題はオリンピックのことだけみたいになってしまう。それは誰かさんの思うつぼだったりするのではありませんか?
それがたまらなく苦しくなる。

わたしだって、もっとあんなことやこんなことも見てしまったのに、そのひとつひとつに対して怒ってすむものなら、それはもう激しく怒りますよ。
でも問題はそう簡単じゃない。

問題には、理由がある。背景がある。
それはただの氷山の一角だとおもう。



だから、テロ=戦う!ではなく、もっと包括的なトータルな「大人な国家」としての対応ができないものかと思う。

そしてそれらを担っているのは我々国民のひとりひとりだということ。

そういうことを考えているわたしは今日もまた、「理不尽」なことへの「怒り」ではなく、自分にできる限りの解決策を探そうと取り組んでいます。

だから、皆さんも、そうしませんか?


ま、ただの提案ですけど。



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オリンピックとワールドカップ。

東京に決まったということで、スポーツというよりもむしろ政府の政策に対して賛否両論すごい反応が起きているみたいだけれど、とくにわたしはここで述べるつもりはないけど。(facebookには書いたけど)

放射能汚染や復興をはじめとして大変な状況になっている中で恐ろしい額の予算を使ってオリンピックとは何事かという意見はわかりますが、よく考えたらこういうことはこの国ではよくあることのような気もする。

何かあれば、お祭りをして盛り上げるとか。

まあ、国家規模だから今回はそう単純ではなく、事態は思いっきり複雑なのでしょうが。

それにしても、オリンピックならオリンピック、自民党なら自民党と、ひとつの事象に大騒ぎする人のなんと多いことか。全体的に、この国の流れをみていたらわかることでしょう。

とは思うのだけれど。


そんななかでわたしは相変わらず、開発コンサルとオンラインショップ運営とダンスのレッスン&たまにショーと、何よりも重要な「翻訳本」を出すための作業の毎日を過ごしています。

みんな、この国の国民でありこの国で生きていくのなら、文句いう前になんとかしなきゃね。


そういえばワールドカップは南アに来たけれど、オリンピックはそろそろアフリカに来ないかしらね。

できそうなとこ、あるのかな。



ブルキナファソの手織りポーチ。ご注文はいりつつあります♪ありがとうございます。

ものすごくうつくしい色のあわせ方だと思いませんか。こういうすてきなものをどんどんアフリカで見つけていってほしいのですよ。
ショップをチェックしてくださいね。



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『世界は貧困を食いものにしている』ヒュー・シンクレア

遅ればせながら(いつもそうだけど)ヒュー・シンクレア氏の『世界は貧困を食いものにしている』について。

かなり激しい本。

マイクロファイナンスが大好きな方はショックを受け、憤ることでしょう。

この人自身、金融から多くのマイクロファイナンス機関等を渡り歩き、目の当たりにしてきた疑問を検証し、時期を待ってこのように激しい内部告発的な本を書いたのでしょう。

文章もドラマチックなので(英語の特徴かもしれませんが)、かなりなインパクト。相当な覚悟でしょう。

このひとのすべての意見に賛同するわけではないけれど、マイクロファイナンスをめぐるネガティブなストーリーについてはわたしもしっかりと目を向けるべきと感じてきた。

有名な小規模グループ融資は、確かユヌス氏が発明したというわけではないようだったと思うけど、グループの連帯保証で無担保融資をすることが、必ずしもうまく機能するとは限らないというのは、普通に考えればその通りだと思う。

そして、小規模融資を受けた貧困層が、すばらしいビジネスイノベーションを用いて個人事業を拡大し収入向上させるというストーリーも、すっきりとうつくしいけれど、そうそうビジネスマインドに長けたひとばかりではないだろうに、ほとんどの融資が「消費」に消えるというのも、もうすこし多くのひとが認識しておいた方が良いと思う。

どこかちょっと不安だなぁと思ったのは、マイクロファイナンス・ファンドがはやり始めたころ。

もしかしたらもっと古くからあるものもあったのかもしれないけれど、わたしが認識する限りではそのような投資ファンドが増え始めたのはそう遠い昔ではないここ数年のことだったのではないだろうか。

やはり、マイクロファイナンスの貧困削減インパクトへの「うつくしいお話」(その多くは素晴らしき小規模起業家の才能への投資)が独り歩きして、結局は物語を信じた先進国の投資家のお金儲けに利用されているのではないかと、ずっとなんとなくの不快感を持っていた。

もちろん、マイクロファイナンスのSocial Impactを図る試みはたくさん行われているけれど、それはなかなか難しい話だと思う。

マイクロファイナンスで借金の嵩んだインドの女性が自殺したという衝撃的な話は、記憶に新しい。

あと、そもそも論だけれども、マイクロファイナンスは「融資」だけではなくて、貯金、保険等々も重要。
貯金には多くの国で銀行法などの制約があってなかなか実施していないところが多いという話も記憶しているけれど、貧困層にとって貯金はやはり大事なサービス。

業界では有名なStuart Rutherford氏のPortfolios of the Poorはいまでも面白い本だと思うけど、どのようにして貧困層がお金のやりくりをしているのかについて事細かにか調べてある。


でも、これはマイクロファイナンスに限ったことではない。

とかく先進国の人々は、途上国について単純かつうつくしいストーリーを用いて一方的な価値観を押し付けがちで、そして途上国に関して深い知識のない人は、そのようなストーリーを信じやすいから。

もちろんマイクロファイナンスの成功例は無数にあると思うけれど、ファンドなどを通じてうつくしいストーリーをもとに、貧困者への負担を拡大し、ときに自殺に追い込むのだとしたら、やはり何の疑いもなく手を出すべき世界ではない。

誰かの生活と命がかかっていることなのだから、お話はそう単純ではない。


ヒュー・シンクレア氏は、マイクロファイナンスへの投資者、MFIのひと、その他あらゆるグループの人に向けて、それぞれへのメッセージを巻末に載せている。
これがほんとうに具体的で実践的なところも少なくなく、とても面白い試み。

悪口を言いっぱなしじゃないところがいい。

そういう意味で、とくにマイクロファイナンス大好きなひとは、たぶん一読したほうが良い。


この本にまつわるサイト。とても面白い。

Confessions of a Microfinance heretic


世界は貧困を食いものにしている
世界は貧困を食いものにしているヒュー・シンクレア 大田直子

朝日新聞出版 2013-03-29
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ラザフォード氏の本は、いまでは邦訳版があるのだね。

これ、翻訳したかったなぁ。


4622076306最底辺のポートフォリオ ――1日2ドルで暮らすということ
ジョナサン・モーダック スチュアート・ラザフォード ダリル・コリンズ オーランダ・ラトフェン 野上 裕生
みすず書房 2011-12-23

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ブルキナファソのカラフルな手織りポーチ。

アップしました


【ブルキナファソ】手織りコットンミニポーチ

色の重なり合いがとても繊細。手触りはとても良し。
厚手で丈夫。裏地はふちのところの同じ生地でできています


681 002 004 005 006 007


ブルキナファソの女性デザイナーがひとつずつ色を選び、丁寧に手織りした厚手のコットンでつくられたポーチです。
生地がとてもしっかりしていて、たくさんの色が下り合わさってとてもきれいです。





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JICAと開発コンサルと官民連携。

JICAウェブサイトの「パートナー」というのは、国際協力業界の皆さんはよーくご存知だとは思うけど、最近、「中小企業」とか「民間連携」なんていうキーワードがものすごく増えているような気がする。

外務省の委託事業の中小企業の海外ビジネス支援なんかも、BOPビジネス協力準備調査のようにどんどん進められているわけで、このODAの流れというのは世間的にも自然なことと思うし、民間企業の海外進出が進められて、途上国とのより良いビジネス関係が築かれていくのは良いことと思う。

ただ、一方でビジネスと開発の両立に関しては、まだまだ「業界間」の隔たりが大きいのかなと感じる。
今はまだ、JICAをはじめとしたいろんな政府の取り組みの中で試行錯誤していく段階なのかもしれない。

国際協力に関わったことのないひとは、途上国・国際貢献・国際協力ということばを口にして希望を胸にキラキラしているひとが多いと感じる。(先日の社会企業大学の集まりに参加させていただいたときにもそう感じた)

一方で、ODAはまだ特殊な世界で、特殊な用語とスキームの中で動いていて、一般的な民間企業にはなかなかわからない面も多いだろう。


現在、以前一緒にお仕事をしてきたひとに声をかけていただき、某開発コンサル会社にてお手伝いをしているのだけれど、この「民間」と「開発(ODAの特殊な世界という意味の)」の橋渡し的立場は、今後どんどん需要が高まっていくのだろうと思う。

多くの開発コンサル企業に「海外ビジネス支援室」的なものができている。

(そういえば、わたしが以前所属していた某社ではビジネスコンテストまでやっているようですよ)


でも、いちばん強く感じるのは、この業界間の隔たりへの認識と、肝心な「途上国」の人々の立場について考えること、それを守ることの重要性だ。

どの業界に至って同じことだけれど、ビジネスもODAも人と人とのつながり。

大切なものを見失わないように、きっと私のような、「アフリカ×ビジネス」といった狭間にいる人間は、きちんと責任をもって考えていかなくてはならないのだろうなあ。


おわり





(新しいお友だち)


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セロウェの夜明け、鳥の声を聴いた: 大学生、作家ベッシー・ヘッドに会いたくて、ボツワナへ行くことにした。
横山仁美
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